安くて気軽にできるマンツーマンのオンライン英会話。移動時間もないし便利だなと思いますが、苦労するのが先生探しです。どういう先生だと最大限のコスパと時間節約になるのでしょうか？
まず講師がフィリピン人か、日本人か、ネイティブか、それ以外の国出身かという選択があります。それぞれ良さがあります。超初心者は適宜日本語でも説明ができる日本人の先生が一番おすすめです。
レッスン中、わからない英語があっても気にならないなら、フィリピン人の先生もいいでしょう。別記事にも書きましたが、明るくて子どもをのせるのが上手い先生が多いので、初心者の子どもにもいいと思います。
英語での指示や説明が理解できるようになったらフィリピン人など日本人以外のノンネイティブの先生。一般的にはレベルが上がってくるとネイティブの先生のレッスンを取ると良いでしょう。
もちろん例外もあります。ノンネイティブの先生でも、ネイティブ先生より英語力と指導力がある先生がいます。私は大学院留学の前に短期間でIELTSの必要スコアをとらないといけませんでした。
IELTSスピーキング対策を目的としてオンライン英会話で先生を探したのですが、私が希望するレッスンスタイル（難易度の高いボキャブラリーや表現を含めた時短の効率的指導）をできるネイティブの先生をなかなか見つけることができませんでした。
やる気があればあるほど、こだわりが強ければ強いほど先生選びは難航します。
IELTS対策があるオンライン英会話も体験してみましたが、いいとは思いませんでした。
ようやく見つけたのは、DMM英会話のネイティブで登録しているインド人の先生でした。いきさつはわかりませんが、ネイティブ並み（以上？）に英語力が高く、指導力もあるためネイティブに登録しているのかな？と思いました。２０年ぐらいニュージーランドに住んでいると言っていました。
この先生はものすごい人気で、IELTS本番までに十分な予約が取れないと思い、その先生はあきらめて他の先生を探すことにしました。先生探しにその後も苦労しましたが、ようやく見つけたのがエイゴックスのEarl先生でした。
フィリピン人で当時は弁護士を目指して勉強しているとのことでした。とにかく頭の回転が速く、私が求めていることを全部やってくれました。
発音はフィリピン訛りがありましたが、IELTS対策としてチャットボックスを使いながらアカデミックな語彙を入れて話す練習だったので問題ありませんでした。２か月間毎日２レッスン受けて、無事に必要以上のスコアを取ることができました。
ネイティブの先生の強みはネイティブらしい表現が学べるところです。でもノンネイティブの先生も需要があって人気なのはなぜでしょうか？
価格が安いだけではありません。一番は情熱です。他にも自分も学習者として英語を学んだからより生徒を理解できるというのがあります。残念ながら一般的に、情熱のあるネイティブの先生はノンネイティブの先生に比べて少ないです。
話していて楽しい先生はたくさんいます。教え方もまあまあ上手な先生もたくさんいます。お金を払ってもこの先生に習いたい、ついていきたいと思える先生を見つけ出すのは結構大変です。
穴場的に美味しい先生は、ネイティブ並みの英語力を持っていて教え方の上手いノンネイティブの先生です。そういう先生はネイティブで登録している場合もあるし、ノンネイティブで登録している場合もあります。
前置きが長くなりましたが、どんな先生がいいのか参考にすると良いチェックポイントを書いていきます。
目次
受講者のレベルが正しく判断できる
私は大人なのでレベルを間違えて判断されることはあまりないのですが、息子はまだ子どもなのでできないだろうという簡単なテキストを指定されたりすることがあります。
優秀な先生は話し始めて３分ぐらいでわかって、話し方を変えてきます。
レベルに合わせて、簡単すぎない難しすぎないように話してくれる
受講者のレベルが把握出来たら、話すスピードや選ぶ単語を変えてくれます。
第二言語習得研究で有名なクラッシェンは理解可能なインプットComprehensible inputが第二言語習得に有効だと述べています。学習者のレベルより少し難しいインプットが最適だとしています。
私は８０％理解できるインプットがベストだと解釈しています。最高の先生は受講者が大体理解できるけどチャレンジがある英語を話してくれます。
受講者が知らない単語や表現も時々使い、それを教えてくれる
１００％理解できる簡単なレッスンだと向上することはできません。受講者が知らない単語や表現もある程度使い、チャットボックスを使って理解できる英語で教えてくれます。
ジェスチャーを使う
スカイプでもそのオンライン英会話のアプリでもカメラ機能がついていて、講師の顔を見ながらレッスンを受けることができます。
表情や口の動きは何を言っているのか理解する助けになるのですが、ジェスチャーを使うとより深く理解することができます。ジェスチャーを効果的に使える先生は少ないのですが、これが使える先生はすごいです。
受講者を第一に考えてくれる
当たり前のことなのですが、これをしてくれないネイティブ先生もいます。。英語を教えて受講者の英語レベルが上がることにやりがいを感じるというよりは、楽しくおしゃべりがしたい、自分の興味のあることを話したいみたいです。
お互いに言語や文化を教えあう関係なら別にいいのですが、こちらはお金を払ってレッスンを受けているのでプロフェッショナルにやって欲しいな～と思ったりします。
アウトプットを引き出すのが上手い
５と関連するのですが、最高の先生だとこちらが話したいことや話題を感じ取ることができます。そしていい質問ができて、こちらがもっと話したくなります。
大人はどんな話題でも話せるし、質問にも答えますが、子どものアウトプットを引き出すのが上手い先生は本当にすごいなと思います。
英語を話していることを忘れるぐらい、会話に入り込む時に一番習得が進むとクラッシェンは言っています。
レッスンにスピード感がある。
やたらと間がある先生、いますよね。のんびり進めているというか。息子の前のオンライン中国語の先生がそうでした。息子はすぐ眠くなって大変でした。
すぐに反応ができる、質問が繰り出せる、テンポの良い先生がいいです。限られた時間の中で密度の濃いレッスンが受けたいです。
情熱や愛情を感じられる
先生にとって仕事は仕事なのですが、ビジネスビジネスしていない。本当にこの受講者の英語力を上げたいと願っている、それは何を言うという訳ではなく感じるものです。
それを感じることができる先生に出会えるといいです。
こちらが言ったことに対しての反応、コメント、質問がいい
オンライン英会話のいいところは先生とのインタラクションがたっぷりできるところです。
先生が質問して、受講者が質問に答える。それで終わりではなく、質問の答えの反応がよくて会話を楽しく発展させることができる先生がいいです。
間違いの指摘の頻度がちょうどいい
会話の流れが途切れてしまうほどの指摘はしないのですが、よくする間違いに関してきっちり指摘するのがいいです。正解をチャットボックスに入力したり、リピートさせたりする先生がいいです。
まとめ
ポイントを１０個紹介しましたが、いかがだったでしょうか？参考にしてみてくださいね。
これからもオンライン英会話のレッスンは少なくとも息子は受けることになると思うので、他にもポイントが見えてきたら追記していきたいと思います。
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