四川といえばマーボー豆腐など辛い料理をイメージします。他にも火鍋やワンタンなど美味しいものがいっぱい!実は四川省(英語名:Sichuan)の省都の成都(英語名:Chengdu)はパンダで有名です。
次の中国旅行は観光もグルメも楽しめる成都に行ってみては?心配なのは言葉…中国語ができなくても英語ができれば旅行は楽しめるのでしょうか?オーストラリアの大学院のTESOL(英語教授法)コースでクラスメートだった中国人留学生にたっぷりとインタビューしました!
目次
四川省成都で英語はどれだけ通じるのか?
英語はあまり通じないようです。英語に触れるのは学校の英語の授業ぐらいで、実際に使う機会がないので一般的な人は英語を上手に話すことはできません。
道を聞くときは、紙にメモ書きするなど文字に頼ると良く、一般的に会話よりは読み書きの方が英語のレベルが高いです。このあたりは日本と似ています。
ショッピングモールやルイヴィトンなどブランドのショップでもなかなか英語で買い物は難しいので、実物、簡単な単語、ジェスチャーやメモを使ってコミュニケーションをすると良いでしょう。
外国人観光客はツアーガイドと一緒にグループで観光をしている場合が多いです。1回目はパッケージツアーで来ても良いかもしれません。また英語の観光ツアーを利用すると英語圏からの観光客と交流できます。(下記おすすめ英語ツアー参照)
道には通りの名前など英語表記がされています。スターバックスではスタッフは英語で注文を受けるなど、基本的な接客ができるようにトレーニングされているので、英語は通じます。主要観光地では、看板など英語日本語表記されています。(下記おすすめ観光スポット参照)
中国人の英語能力は?中国人の英語の特徴と中国の英語教育はこちらから
四川省成都 英語OKおすすめ観光スポット
成都ジャイアントパンダ繁殖基地
英語名:Chengdu Research Base of Giant Panda Breeding
英語と日本語両方OK
パンダの楽園!パンダを相当数見ることができます。パンダに負けず人も多く中国人、外国人の観光客で混み合います。
和歌山アドベンチャーワールド生まれのパンダもいます。子パンダエリア、成年パンダエリアなど分かれています。園内は広いですがパンダカー(有料)を利用すれば大丈夫です。
パンダの様子を見るだけでなく、園内の色々な施設を回るとかなりパンダに詳しくなれます。熊猫厨房(パンダキッチン)、大熊猫博物館(パンダミュージアム)」、熊猫科学探秘館(パンダ科学ディスカバリーセンター)などがあります。
地下鉄・バス・タクシーどれでもアクセスでき便利です。
青城山(せいじょうさん)
英語名:Mount Qingcheng
英語と日本語両方OK
写真
前山と後山に分かれています。道教発祥の地と知られており、多くの道士が修行しています。
前山では道教関連の寺院や道宮などの建築物を多数見ることができます。後山は渓谷や木でできた橋があり、奥深い自然を楽しめます。前山の方が観光客でにぎわっています。近隣にある古代の治水・灌漑施設である都江堰ともに2000年に世界遺産登録されました。
成都から約70キロで、日帰り旅行が可能です。バスは「青城山」行き「青城山前山」で下車。電車は成灌快速鉄道の成灌線で青城駅下車、徒歩20分。
四川省成都 外国人に人気おすすめ観光スポット
寛窄巷子
画像引用:トリップアドバイザー、写真: “photo5.jpg”
英語名:Kuanzhai Alley
英語はあまり通じないが外国人観光客は多い
伝統的な建物とモダンな建築物が美しく融合した街並みを楽しめるショッピングストリートです。四川名産品・お土産などの買い物、食べ歩きができます。
おしゃれなバーやスターバックスなどカフェもあります。若い中国人にも人気で週末は混み合うので平日がおすすめです。地下鉄の通恵門站から徒歩5~10分でアクセス可能です。
新世纪环球中心
英語名:New Century Global Center
英語はあまり通じないが外国人観光客は多い
成都市郊外に位置し、長さ500m、幅400m、高さ100mの世界最大と言われるドーム型の建物です。シドニーのオペラハウス20個分の大きさです。
人工砂浜がある室内プール、14スクリーンを持つ映画館、アイススケート場、ホテル、ショップ、レストランがあるリゾート施設です。人工の太陽が24時間降り注ぎ、施設の中は暖かく光にあふれています。中国のスケールの大きさが楽しめます。
四川省成都で食べたい料理
成都火鍋 Chengdu Hotpot
成都は火鍋の本場です。北京の火鍋とは味が違うと思っている人が多いそうです。日本人にとってかなり辛い料理です。珍しい食材として黄喉(牛の血管)、鴨腸がおすすめの具材です。
成都抄手 Long Chao Shou (Chengdu Wonton)
餃子と似ていますが、ワンタンは餃子よりも薄い皮で包まれていてスープの中に入っています。スープは辛いスープと辛くないスープと二種類あります。
麻辣烫 Ma La Tang
セルフサービス式で好きな具材を取って、だし汁が入った鍋で煮込んで食べます。串に刺してある具材をよく見かけます。持ち帰りもでき、さっと食べられる屋台料理です。
陳麻婆豆腐 Chen Mapo Toufu
山椒で舌がびりびりする辛い麻婆豆腐です。レストラン陳麻婆豆腐の情報は下記の外国人に人気おすすめレストランにあります。
担担面 Dan dan noodles
日本の担々麺と違って汁はありません。小さな器のしたにタレが入っていて、その上に麺、その上にそぼろがのっていて、全部を混ぜて食べます。
参考: TOP CHINA TRAVEL, What to Eat in Chengdou
四川省成都 外国人に人気おすすめレストラン
丽轩中餐厅 Lixuan Chinese Restaurant
住所:26/F, Ritz Carlton Hotel, No. 269 Shuncheng Avenue, Qingyang District, Chengdu
610017 中国成都青羊区顺城大街269号丽思卡尔顿酒店26层
電話番号:+86 28 8359 9288
リッツカールトン内にある高級レストランです。ランチではオーダー式点心食放題を注文できます(アラカルトもあり)。味・サービス共にレベルが高いです。四川料理はもちろん辛くない広東料理が食べられるため、子連れ家族にも好評です。担担面やワサビを使ったエビ料理が人気です。英語メニューがあります。
陳麻婆豆腐 Chen Mapo Toufu Restaurant
住所: No.197, West Yulong Street, Qingyang District
610015 中国成都青羊区西玉龙街197号West Jade Dragon St
電話番号:+86 28 8675 4512
麻婆豆腐が超有名で行列覚悟の人気店です。舌がしびれるほどの辛さだがビールと合って美味しいです。麻婆豆腐以外の四川料理もたくさんあり、よだれ鶏はおすすめです。店員は外国人慣れしているので、注文しやすいです。麻婆豆腐のレトルトも購入できます。お手頃価格でコスパの高いお店です。
蜀九香火锅酒楼(玉林店) Shu JiuXiang Hotpot Restaurant (YuLin)
住所:WuHou District YuLin Community NiJiaQiao Road 11-2, Chengdu, China
中国成都武侯区玉林小区倪家桥路11号附2号
電話番号:+86 28 8557 0362
火鍋のレストランです。店内は新しく清潔で、サービスもよくおすすめの具材や火鍋の食べ方など外国人にも丁寧に教えてくれます。赤いスープは辛く、白いスープは辛くなくまろやかです。成都市内にはたくさんの火鍋レストランがありますが、一番美味しいとの評判です。アクセスも良く便利です。
四川省成都 英語観光ツアー
成都パンダ繁育研究基地でパンダに出会えるツアー半日コース
英語に堪能なツアーガイドが成都市やパンダについてトリビアも交えながら詳しく教えてくれます。お迎えの時間などすべての予定は時間通りスムーズに進められます。
車内は清潔でエアコンも効いています。オプションで赤ちゃんパンダの抱っこと写真撮影が可能です。事前の問い合わせにも丁寧に対応してくれます。
詳細と申し込み
チュアン・コートヤードの料理教室と現地のスパイス市場の訪問を楽しむ半日のツアー
画像引用:トリップアドバイザー、Chilli Cool China
まずは市場に行って、後日料理で使えるようなスパイスや食べ物を買えます。見るだけでなく匂いを確かめたり、ガイドの説明を聞くことができます。買い物はもちろんガイドが手伝ってくれるので安心です。
そのあとチュアン・コートヤードに移動し、中国人シェフの料理教室が始まり、数種類の料理を作ります。シェフは丁寧にわかりやすく教えてくれて、ガイドもずっとそばについていてくれます。
口コミを見ると、満足度100%のツアーです。私はオーストラリアのアジア食料品店によく買い物に行きますが、外国のスパイスはよくわかりません…
ガイドが通訳、サポートしてくれたら味見や買うのもスムーズに行きそうです。プロに習った料理を日本に帰ってからも作れば、旅行の余韻に浸れそうです。
詳細と申し込み
まとめ
四川省成都で英語が通じるかは日本と同じぐらいのようです。場所によっては少しの中国語+英語で大丈夫そうので、ぜひ一度行ってみたいです。
一番の発見は料理教室と現地のスパイス市場の訪問ツアーです。息子は料理好きだし、外国人観光客との英会話も楽しめそうです。中国ならではのスケールの大きさ、日本生まれのパンダ、辛くて美味しい四川料理に出会うのが楽しみです!
執筆協力者:Joie
発音はjoyと同じ。
四川省の省都・成都出身。四川大学卒。オーストラリア・アデレード在住。フリンダース大学修士課程でTESOL(英語教授法)を専攻中。
2つブログランキングに登録しています。応援ありがとうございます★