バイリンガルベイビー・バイリンガルキッズを育てると、わが子はどんな強みを持つようになるのでしょうか?これが周りに(反対する人たち?)話せれば、もっとおうち英語が楽にできそうですね。
調べると出てくるわ、出てくるわ…(笑)初めて知ったこと、改めて確認できたことたくさんです。気がつけば私も7年半はおうち英語をやってきていて、中堅ぐらいにはなっているかも?しれないので、これは良かったということも書きました。
また日本の英語教育も2020年を大きな節目にして変わっていきます。それはバイリンガルキッズには有利に働くので、それも付け加えます。
目次
高い認知処理能力を持つ
スペイン語と英語のバイリンガルの家庭と、英語だけの家庭の11カ月の赤ちゃんを対象にした研究でわかったことを紹介します。
英語・スペイン語それぞれの独特の音と2言語が共通する音を聞かせたら、バイリンガル家庭の子どもの脳の前頭前野と眼窩前頭皮質に強い反応を示しました。
この脳の部分は認知処理能力をつかさどります。認知処理能力という言葉がよくわからなくて調べてみたのですが、五感や外からの刺激で得たものを理解して判断する能力ということです。
要するに地頭が良くなるということなのかな?と思いました。おうち英語をがんばれば、英語ができるようになるだけではなく、問題解決能力や生きる力がつくのですね!
参考:Science Alert, The Benefits of Being Bilingual Can Be Seen in 11-Month-Old Babies
テストで高い点数が取れる
アメリカの高校生を対象に行われる英語と数学のテスト(American College Test)で、外国語を学んだ生徒は高い点数が取れることがわかっています。
参考: Panda Tree, 15 Reasons for Kids to Learn a Foreign Language
またバイリンガルベイビーはのちにIQテストや語彙のテストで高いスコアを出したというシンガポールの研究があります。
参考:Independent, Bilingual babies benefit from learning faster
たくさんのお友だちと話せる
これはかなり納得です。日本語だけを話す日本人のお友だちだけでなく、英語を話す子ともお友だちになれます。小さい頃からそれができると素敵だなと思います。
海外旅行に行ったら、現地の子と遊べる機会を作るとよいですね。公園に行ったり、プレイグループに参加したり、国内でも探せば色々あると思います。外国人観光客をおうちに招待するホームビジットを受けるのも一つの手ですね。
その年齢だからこそ楽しめる英語の本が読める
私は本格的に英語を始めたのは20歳を過ぎてからです。ネイティブの子どもが楽しむような英語の本を読んでも何が面白いのだろう…と思ってしまいます。
でも息子は楽しそうに読んでいます。今好きなのはCaptain UnderpantsやGeronimo Stiltonです。おうち英語を長くされて、子どもが小学生になっているお母さんはご存知じゃないかなと思います。
私はインターネットでいろんな情報や研究を検索して読んだりするのが好きです。大人になってしまったので、そんな感じで楽しんでいます。
国語が得意
以前は外国語を学ぶことは子どもを混乱させると信じられていました。今では、バイリンガルの子の方がモノリンガル(一言語のみ話す人)の子より、標準テストで良い点数を取ることがわかっています。
参考:Chiqui Social, Benefits of Being Bilingual
これは私も納得できます。算数のテストで良い点数が取れるというのは正直わかりません^^; 息子はそんなに算数は得意ではないです。国語はいいです。本が好きで結構速いスピードで読みます。
英語をやっていたからこそ国語が遅れないように気をつけていたというのもあると思います。年長さんの時は保育園が終わってから、英語と日本語両方の本の音読を一緒にやっていました。
日本語だとエルマーの冒険、英語だとFrog and Toadをよく読んでいました。
日本語ができないと英語の伸びも止まってしまうというのはよく聞きます。言語であることには変わらないので、共通するものがあるということです。
自信がある
ピアノがひけるようになる、逆上がりができるようになる、クロールが泳げるようになる…それは全部子どもの自信につながります。
英語ももちろんそうです。息子は自信満々という訳ではないのですが、英語は他のことに比べて自信があるようです。
自分でできると思えるものがあるというのは親にとって嬉しいことです。
豊かな創造力を持つ
バイリンガルは豊かな創造力と問題解決能力を持つといくつかの研究は証明しています。外国語を学ぶと言うのは、違うレンズで世界を見ることにつながるからです。
ある言葉が思い出せないとき、もう一つの言語の言葉で置き換えます。これは言語をすばやく変えて伝えるという問題解決をしています。
参考:Chiqui Social, Benefits of Being Bilingual
創造力のある子に育ってほしい…それは息子が小さい頃からの私の願いでした。私はずっと自分は創造力がないな~と思っていたからです。
新しいものを作り出す人とか本当にすごいと羨ましく思ってきました。息子にはいつも創造力がつくしかけをやってきました。
そのおかげか、英語のおかげかわかりません。色んな面白いことを思いつくらしく、将来は発明家になりたいと言っています。
文化に対して偏見を持たない
日本の中にいてもバイリンガル育児をしていれば英語を通じて、いろんな文化を知ることができます。英語のアニメを見ても、その国の文化は必ず出てきます。それで自然と自分が知らないことや違うことがあると気づきます。
肌や髪の色が違う人がいることにも気づきます。もちろん日本語ではない言葉があることも。かなり大きい強みだと言えます。
圧倒的な得意教科(英語)がある
おうち英語をしている子どもの英語力は圧倒的です。かなりの時間を何年も英語に費やしてきて、そんなに簡単にひっくり返らないです。
息子のオーストラリアの小学校では日本語の授業がありました。息子は当然いつもAをとっていたのですが、それと似た感じです。
小学校の英語も2020年から5,6年生の教科になります。教科になるというのは、国語や算数と同じように成績がつくということです。
進学や就職に強い
小学校で英語が教科になると、中学入試も今とはかなり変わってくることが予想されます。
ここ数年、英語を入試教科にする私立中学が増えていますが、その傾向はますます強くなります。行きたい中学校の選択肢を英語で増やすことができます。
大学入試も変わります。リーディング・文法重視からリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能をバランスよく評価するテストになります。
今までより英語力を正当に評価されるので、バイリンガルの子に有利な時代になってきています。
就職に関しても、言語の理由で外国人を採用する日本の企業が増えています。その中で英語が同レベルの日本人だったら、採用されやすいでしょう。
まとめ
世界では半分以上の人が2か国語以上を話すと言われています。3か国語、4か国語話せる人も決して珍しくありません。1言語しか話さない人は少数派になります。
バイリンガルで検索すると、日本語のサイトだと子どもの頃から英語の環境を作ることに否定的な記事をよく見かけます。でもそれは研究や検証に基づいたものではないです。
英語で検索すると英語の情報の方が圧倒的に多いにもかかわらず、バイリンガルの環境に否定的なものを見つけるのは難しいです。
おうち英語に取り組んだら、こんなにたくさんいいことがわかりました。子どもの将来のために、今日もコツコツがんばりましょう!
2つブログランキングに登録しています。応援ありがとうございます★
↓イラストのワンクリックお願いします。にほんブログ村
にほんブログ村