どんなインプットが英語習得を速めるか|オンライン英会話のみは×

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オンライン英会話を続けてもなかなか英語が話せるようにならない、言えるようになったのは自己紹介とかいつも聞かれる質問に対する答えというのをよく聞きます。

これは基本的にインプット量が少ないからです。最近は教材を充実させてアウトプットだけではなくインプットの要素があるオンライン英会話レッスンもあります。

それでもオンライン英会話レッスンはアウトプットが主です。アウトプットはもちろん大事です。アウトプットの重要性についてはまた今後の記事で書いていこうと思います。

今回の記事は、オンライン英会話と並行してどんなインプットをすると効果的か、大人と子供に分けて具体的に書いていきます。

インプットとは?

インプットとは聞く・読むことによってその言語を吸収します。友だちや家族が言っていることを聞いたり、ラジオを聴いたり、YouTubeやテレビを見たり、本を読んだり、インターネット検索をして情報収集をすることです。

アウトプットとは?

アウトプットとは、話す・書くことによってその言語を発信します。友だちや家族に今日したことを伝えたり、学校で発表したり、会社でプレゼンをしたり、メールを書いたり、フェイスブックに投稿したり、ブログを書くことです。

知らない表現を言うことはできない

外国に行ったときに誰かがあなたにすごく親切にしてくれたとします。あなたはお礼を伝えたいです。Thank you.は知っていて言えるけど、もっと気持ちを伝えたいです。

I really appreciate your kindness.やI can’t thank you enough.とか自分の引き出しにあるといいですよね。でもその表現を知らなかったら言えないです。

そういう表現をそれまでに誰かに言われたり、テレビで見て印象に残っていたらインプットされているのでアウトプットすることができます。

80%理解できる素材を選ぶ

通訳養成の学校ではよくシャドウイングをするように言われます。シャドウイングは流れてきた英語を少し遅れてそっくりそのまま発音するトレーニングです。

その素材は80%理解できるものを選びなさいと言われていました。20%は何回も聞いたりスクリプトを見たり、わからない表現を辞書で調べたりして100%の理解にします。そしてシャドウイングで仕上げるやり方でした。

その80%というのは感覚的な数なのですが、80だと心が折れなくて続けやすいというようなことを先生は言われていました。

心が折れないのも納得なのですが、第二言語習得の仮説で有名なクラッシェンも自分のレベルより少しだけ高いレベルのインプットをするように言っています。

100%理解して、シャドウイングも完璧にしたら次の素材もすこしだけ難しく感じるものを選びます。それを繰り返してレベルを上げていくと良いです。

通訳養成学校だと短いニュースを選んですることが多いですが、大人の上級者向けになります。

大人の初級者が最初に始めるのに良い素材としては、NHKの大人向けだけど易しめのラジオ・テレビ講座があります。スクリプトや単語の意味も確認できるので、続けやすいです。

やり方は同じで、徐々にレベルを上げていけばいいです。ですからワンクールやって簡単に感じられるようになったら、もうちょっとレベルの高い講座にするとか、易しめの英語ニュースVOAにするとか変えていきます。いずれは本物の英語に手を出すことが大事です。

シャドウイングは声に出すからアウトプットじゃないかという意見もあるかもしれません。

スピーキングは何を話すか決めて文章を組み立てる作業が必要です。これはシャドウイングにはありません。

最後の実際に口に出すという作業はシャドウイングにもありますが、スピーキングに必要なことを考えると部分的です。ですからシャドウイングはアウトプット(スピーキング)よりはインプット(リスニング)に効果があります。

子どもだとシャドウイングなどのトレーニングはもちろんしません(笑)。語りかけはかなり強力なインプットです。簡単なフレーズから始めましょう。

0~1歳だとただ英語を言って反応を見ればいいです。日本語が進んでいる2歳以上で、ジェスチャーなど使っても全然通じない、目が点になっていたら日本語で意味を言ってあげてもいいでしょう。様子を見て英語だけにしていきましょう。

最初は映像がある素材を選ぶ&インプット量を確保する

まったくわからない言語を聞くと、それは理解可能なインプットにならないので英語習得が進みません。映像があるとそれが大きな助けになるので、活用すると良いでしょう。

初級者の大人は英語アニメのCaillou, Peppa Pig, Mickey Mouse Clubhouseは易しめなのでおすすめです。理解可能なインプットになりますので、このぐらいのレベルから始めると良いでしょう。

上の段落ではシャドウイングについて書いたのですが、シャドウイングはかなり疲れます。またインプット量も限られています。英語アニメもシャドウイングに使える素材ですが、理解するように意識しながら見ればOKです。

子どもは語りかけで英語に慣れてきたら、簡単な英語アニメを見せると良いです。インプット量が格段に増えます。どうしてもママの語りかけだけではインプットが足りないです。

見るのに慣れてきたら、よく見ている英語アニメの音声をかけ流すのもいいです。音を聞くだけで映像を自分の頭の中で再生出来て、笑ったりします。そうなるとちゃんと子供が理解して見ていることがわかりママもほっとしますね。

並行して絵本の読み聞かせもしましょう。読み聞かせも子どもにとって大事なインプットです。本が大好きになります。本が大好きになれば高度バイリンガルになる確率が高いです。

自分が面白いと思う・好きな素材を選ぶ

クラッシェンは一番良いインプットはそれが外国語であることを忘れるぐらい面白くて、自分に関係が深い内容だと言っています。

私はFBで英語の動画をよく見ます。一度クリックして見ると、似たような動画をFBがピックアップするらしくありがたいです^^;

私は心に響くような動画が好きです。最近は、アンジェリーナジョリーの発展途上国の恵まれない女性についてのスピーチとか、お医者さんが赤ちゃんを機嫌よくさせながら予防注射をした動画が好きでした。

あとGood Advice Cupcakeが好きです。可愛くてクスッと笑ったり、心が癒されたりします。

英語だっていうのは完全に忘れていますね。内容にかなり集中しているので。Good Advice Cupcakeはここに貼りますので良かったら見てくださいね。字幕も出るし、英語もシンプルです。


子どもには本当に好きなものを見せるのが一番いいです。少しでも教育的なものを親心で見せたくなるのですが、見たい時に見たいものを見せることが、一番習得が進むと思います。

タイミングや様子を見てレベルがちょっと高いものとか、教育的なものを見せる、そして反応を見る、ママの腕の見せ所です。

まとめ

アウトプットと並行しながら、インプットの量を確保することは大切です。オンライン英会話だけでなく、英語だと忘れるぐらい入り込む楽しいインプットができると良いです。

クラッシェンの第二言語習得インプット仮説に基づいて、効果的で具体的なインプット方法を提案しました。参考にしていただけると嬉しいです。今後も理論に基づいた記事を書いていきます。

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