バイリンガル(英語)になる5ステージ|目標を設定する

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今お子さんはどのぐらい英語ができますか?リスニングはできるようになってきた、あいさつはできる、3文字単語は読めるようになったなど色々だと思います。

お子さんが産まれてから歩けるようになるまでには、どんなステージがありましたか?ハイハイ→つかまり立ち→伝い歩きといった段階がありましたよね?

同じように第二言語を習得するまでには5つのステージがあります。

またハイハイをするまでの期間、伝い歩きをするまでの期間がこどもによって違うように、第二言語習得も子どもによって違いが出てきます。

今回の記事では高度バイリンガルになるまでにどんな段階があるのか、息子の例も出しながら説明します。

これがわかると、今どこのステージにいるのか次の目標を設定できます。

ステージ1:Pre-production/Silent receptive

お母さんが英語で話しかけたり、絵本の読み聞かせをしてあげたり、英語のテレビを見たり、かけ流しをしたり、色々なインプットを始めてしばらくたった時期です。ざっくりと数日から数カ月です。

インプットをためていてアウトプットはまだありません。サイレントピリオドという言葉を聞いたことがある方もいるのではないかと思います。サイレントピリオドはステージ1です。

限られてはいるものの相手が言っていることが理解できて、約500語に慣れている状態です。オウム返しはできてもそれを自分から言うことはできません。またYesは言えないけれどうなずいたり意思表示はできます。

日本語でもわが子がしゃべりださないとやきもきしますが、先輩ママは今いっぱいためているところよとアドバイスしてくれると思います。それと同じ時期です。

私の息子はこの時期は早かったです。多分数日だったと思います。Can you close the door?でドアを閉めてくれたり、Give me a hug.で抱っこに来てくれました。

関連記事:息子がオーストラリアの学校を楽しめた理由|英語がカギ

ステージ2:Early production

このステージに来るには半年ほどかかります。1語、2語文がでてきますが、それは聞いたことがあって暗記した文をそのまま言う段階で、文法はわかっていません。

自分で使える単語、聞いてわかるけどまだ自分では使えない単語を合わせて1,000語ぐらいです。

息子が最初に言った言葉はappleでした。リンゴがその頃大好きでした。次ぐらいに言えたのが、purpleで紫のお花を見て叫んでいました。私はpは発音しやすいのかな?と思いましたが、そこはまだ調べていません。

次第にpurple flowerと2語文になって、他にもWhat’s this?をよくいうようになりました。

それが2歳前ぐらいで、ママ友のおうちに遊びに行ったときにうちの息子が突然What’s this?を言うとびっくりしていたのを思い出します。

ステージ3:Speech emergence

約3,000語に増えていて、簡単だけれど自分で文が言えてコミュニケーションができる時期です。文法の間違いはまだ多いものの、自分で単語を組み合わせて文を作ることができます。

読みに関しては絵をヒントに理解できるので、イラストがふんだんに使われているやさしめの本なら自分で読むことができます。

息子はこの時期に長くいたように思います。It’s raining.やWhere is Dad?あたりから始まって、2つの恐竜を比べてどちらが大きいという比較級の文や、一番長くて複雑な文だとifの文を言うようになっていました。

読みに関しては日本語でも進みが速かったので、英語はそれよりは遅れるものの英検3級~準2級ぐらいのレベルの本は1~2年生で読めていました。

2年生の秋にオーストラリアに行ったころは、このステージの終わりぐらいだったように思います。

ステージ4:Intermediate fluency

6,000語ぐらいに増えている時期です。より複雑なセンテンスを話したり書いたりできるようになります。また自分の意見を言ったり、質問ができます。

英語で考えるようになり、算数や理科など自分の学年の学習が英語でできます。英語や社会の理解度も増えます。また、日本語で元々持っている知識も英語での学習に生かすことができます。

文法的な間違いはまだあるものの、息子はこのステージにいると感じます。まだオーストラリアに行ったばかりの時は、自分の意見を言うことはなかったと思います。

でも1か月ぐらいたったころに、月曜日は週末何をしたか言いたい人は発表する時間があるからぼくも言いたいと言い始めました。

その週末はビーチに行ったので、その話を皆の前で言えるように二人で一生懸命練習しました。

3年生半ばの成績表はA~Eのご段階でCが多かったです。3年生の最後はBがほとんどだったので、教科の理解が英語でできるようになったり、日本語の知識が生かせるようになったのだと思います。

発話に関しては、複雑な構文が言えるようになりました。関係代名詞やso thatを使った文を言うようになりました。

ステージ5:Advanced fluency

このステージに入るのは4~10年かかると言われています。ネイティブに近いレベルで教科学習もできるようになります。理想的なバイリンガルはここのステージになります。

息子はまだしばらくはこのステージには行けないと思いますが、ここを目指していけばいいと感じています。

そのためには会話の機会も確保しつつ、読書を楽しんだり、英語での教科学習を進めたらいいかなとまだ戦略を考えているところです。

これから日本でどう息子の英語を向上させていくか決まっていないところですが、決まりましたら皆様にもシェアしたいと思います。

まとめ

バイリンガルになる5ステージでお子さんがどの段階にいるか、何となくわかったでしょうか?

おうち英語をがんばっているママのお子さんは、英語をまだ全然やっていない子に比べると進んでいると思います。

日本語のお勉強や習い事をしていたり、日々忙しいと、英語のモチベーションが下がってしまうことがあるでしょう。

ステージを確認して、目標を設定することで毎日のコツコツを続けやすくなると思います。

私ももうこれぐらいでいいかな~?と思ってしまっていたのですが、気が引き締まりました。一緒に楽しみながら今日もがんばりましょう。

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