子どもの英語|歌?絵本?動画?どの学習スタイルがベストか?

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ママ友や口コミでこんなスクール・教材・動画・絵本・歌がいいと聞いても、自分の子にはイマイチだったということがありませんか?みんなそれぞれ好みがありますね。

自分の子どもがどんなタイプの学習者なのかを観察すると、向いている学習方法というのがわかります。自分で英語の勉強を続けている人(大人)もどんな学習者なのか、自己分析すると限られた時間をどう英語に使うかヒントになります。

その人に合ったラーニングスタイル(learning styles)を知ると、子どもの頃はこんなことが得意・苦手だった…その理由に気づいて面白かったりします。

今回の記事では、3つの学習スタイルを紹介します。1つの学習スタイルを選ばないといけないということではないのですが、向いている学習スタイル、メインにするとよい学習スタイルが見つかって楽しく習得への近道がとれるとよいです。

聴覚型学習者 Auditory learner

どんな人が聴覚型学習者?

・自分や他の人が言ったことをよく覚えている

・何回も口に出して言うとそれを覚えられる

・すぐに理解できないことも、それについて誰かと話し合うと理解できる

・だれかに口で説明してもらえるとわかりやすい

・歌(音楽)を使ったレッスンが好き

・長時間静かに何かをするのが苦手

・音に敏感で、音がすると気をとられやすい

・お友だちとの話し合いがあるレッスンが好き

聴覚型学習者におすすめのアクティビティ&学習方法

・Show and Tell

・音楽を使った発表

・ミュージカル

・歌・チャンツ

・お友だちとのペア・グループ学習

・プレゼンテーション

・詩

・暗唱

・ディベート

・ディスカッション

・スピーチ

・テレビ・ラジオ視聴

先生がレッスンで教えてくれたことをよく理解できて記憶できるので、英会話スクールに向いています。お友だちとの話し合いも楽しめるので、良い刺激を受けられます。

覚えたい単語や表現は何回も声に出して言いましょう。スマホのボイスレコーダーで録音して何度も聞くのも効果的です。暗唱が得意です。

チャンツや歌を歌ってまるごと覚えるのもいいです。かけ流しも効果的です。聴覚を刺激するアプリやYou Tubeなど色々なメディアを活用します。

アウトプットに慣れてきたら、発表会・暗唱大会・スピーチコンテストなどに積極的に挑戦しましょう。

視覚型学習者 Visual Learner

どんな人が視覚型学習者?

・耳で聞くより、書いてあるものを読むほうが理解しやすい

・説明はイラスト・写真・表・グラフなどがある方が理解しやすく、記憶に残りやすい

・教室においてある物や掲示物をじっくり見る

・アートに関係したアクティビティが好き

・カラフルなテキストブックが好き

・プレゼンテーションはスクリーンやプリントなどの資料がある方がわかりやすい

・読み書きをしながらの学習が好き

視覚型学習者におすすめのアクティビティ&学習方法

・動画視聴(テレビ・映画・アニメ)

・フラッシュカード

・色塗り

・文字学習

・クロスワードパズル・ワードサーチ

・読書(本・まんが・新聞・雑誌など)

・まんが

・ポスター・スライドショー・パワーポイント

・表・グラフ

・ライティング(手紙、メール、SNS、物語、日記、エッセイなど)

・ワークブック

英語初学習者は、フラッシュカードで英単語をインプットすることから始めると良いでしょう。英語の動画も同時進行で見せます。

文字に興味を示したら、絵本やカードを通してフォニックスやサイトワードを教えてあげます。

動画や読み書きを通して、ストレスなく英語にどっぷりつかれるので独学に向いています。インタラクションを入れたアウトプット練習としてオンライン英会話を利用すると良いでしょう。

日記や物語を書くのに挑戦するのもいいです。女の子は好きな子が多いです。

触覚・運動感覚型学習者 Tactile-Kinesthetic Learner

どんな人が触覚・運動感覚型学習者?

・手や体を動かしながら学んだことをよく覚えられる

・学んでいるトピックに関するロールプレイなど演技をすることが好き

・自由な発想で創り出すことが好き

・メモを取るなど手を動かして学ぶ

・体を動かす表現活動が好き

・パソコンを使った学習が好き

・長時間じっとしているのが苦手

・勉強中にお菓子が食べたくなる

触覚・運動感覚型学習者におすすめのアクティビティ&学習方法

触覚型アクティビティ Tactile Activities

・工作

・スクラップブック

・色塗り

・縫い物・編み物

・ポスター作成

・ゲーム

・ワークブック

・砂に指で文字を書く

・パズル

・ワークブック

・実験

・クッキング

運動感覚型アクティビティ Kinesthetic Activities

・ダンス

・体を動かすゲーム

・ビデオ作製

・遠足

・劇

・プロジェクト

・人形劇

・ミュージカル

・発表会

・ジェスチャーゲーム

・Simon Says

・ロールプレイ

・インタビュー

・動きを入れた読書(時々歩く、揺れるなど)

・調査

幼児の英語レッスンでは体や手を動かしながら学ぶことが多いので、早いうちに始めると良いでしょう。

読み書きを学び始めたら、読み書きの途中で体を動かしてリフレッシュしましょう。

英語で何かを学ぶのに向いています。英語でサッカーとか、英語でクッキングなど。小学生以上は英語キャンプに参加するのもいいです。英語村など体験型の英語アクティビティにアンテナを張りましょう。

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今まで出会った色々なタイプの学習者

ラーニングスタイルはオーストラリアの大学院で初めて知りました。オーストラリアに行く前も英語教室は主宰していたのですが、知っておくともっと生徒さんのことが理解できていただろうなと思います。

7年間通ってくれた女の子はリスニングが強くて、英語の歌も少し聞いたら覚えて歌うような子でした。3歳から始めて賢いお子さんだなあと思っていたのですが、フォニックスはなかなか難しいようでした。

みんなより15分ぐらい早めに来てもらって補習のようなこともしましたが、他の子に追いつくのは大変そうでした。

ひらがななど日本語は大きく遅れている訳ではなさそうだったので、ディスレクシアではないと思いました。

小学5年生の時に、びっくりするほど急に読めるようになりました。先生が焦らないことが大事ですね。

今振り返ると彼女は聴覚型学習者だったのかもしれません。学年が上がっても、彼女の得意なやり方を増やしてあげると良かったなあと思っています。

学習者のタイプは1人1つではなく、混合であることも多いです。息子は間違いなく視覚型学習者だと思いますが、触覚・運動感覚型も入っているかな?と思うことがあります。

手を動かすことは好きだし、落ち着きがないというか、じっとできなくていつも何かしていたいタイプです。でも本を読む、動画を見る時は話しかけても気づかないほど集中しています。

大体の男の子は体を動かすことが好きですね。ダンスは必ずしも好きではないですが、体を使ったゲームは人気でよくやっていました。

ほとんどの子どもは歌やチャンツが好きですが、たまに好きではない子がいました。その子は算数が得意で年長で4けたの足し算ができました。単語を覚えたり、文法もよく理解できて英検の勉強もがんばっていました。

この記事では取り上げませんでしたが、彼はAnalytical Learnerです。暗記や系統だった文法学習が得意です。

グループレッスンの英語教室を選ぶ時はいろいろなアクティビティを提供しているところがいいでしょう。さまざまな学習者のニーズに応えられるからです。

自分の子どもがどんな学習者なのか、向いている学習スタイルがはっきりわかっていたら、それにあったアクティビティに特化した教室を選ぶのもいいかもしれません。

演じるのが好きなら劇や発表会を取り入れている教室、本を読むのが好きなら多読教室という感じです。最近は英語で何かを教えてくれるというのもあります。スポーツ、サイエンス、アート、ピアノなどです。

まとめ

どの学習スタイルがベストなのかは、その人によって違うということになります。一つの学習スタイルにこだわる必要はないですが、好きなこと・得意なことを意識すると、楽しみながら習得への近道が取れます。

この記事が少しでも皆さまの英語学習方法のヒントになると幸いです★

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